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2009.05.01

AF-BORG(その2)

ここのところ"BORG"関連の検索ワードで来られる方が多く、中でも"AF-BORG"が特に多い状況です。
軽量かつ高解像度な天体望遠鏡をAF化し、超望遠AFレンズとして使いたいと考えるのは誰しも一緒ですね。(^^)

ということで、人様に胸を張ってお見せできる画像はあまり無い当ブログですが、これからAF-BORGされる方の参考までに現在の機材を紹介いたします。

外観写真

Side View
200905_imgp7339s

Rear View
200905_imgp7340s

Front View
200905_imgp7345s


パーツ構成

------------------------------------------------
--デジボーグ77EDII望遠レンズセット[6181]--
1.BORG77EDII対物レンズ [2178]
2.金属鏡筒80φ [6000]
3.2インチホルダーL [7509]
4.カメラマウントホルダーM [7000]
5.カメラマウント [5002] (PENTAX用)

--追加購入部品--
6.Kenko 52mm PRO1D ACクローズアップレンズNo.3
7.PENTAX F AFアダプター1.7X
8.M68.8→M57AD [7507]
9.鏡筒バンド [5501]
------------------------------------------------

私の場合、1~5は"デジボーグ77EDII望遠レンズセット[6181]"で購入し、6~9を後から別途購入しました。
"ACクローズアップレンズNo.3"と"PENTAX F AFアダプター1.7X"の組合せは以前のAF-BORG記事の時からそのままで、その後軽量化と焦点距離微調整のためヘリコイドMを"M68.8→M57AD"に付替え、"2インチホルダーL"をドロチューブに直接接続することにしました。

これが現在のAFセットです。
200905_imgp2114s

上から
"M68.8→M57AD"
⇒("ACクローズアップレンズNo.3"+"2インチホルダーL")
⇒カメラマウントホルダーM[7000]
⇒カメラマウント [5002] (接点が接触する部分は導通するように塗装を剥がしておきます)
上側にドロチューブ、下側に"PENTAX F AFアダプター1.7X"を接続します。

基本的な考え方は、レデューサ代わりの"ACクローズアップレンズNo.3"で焦点距離を短縮してF値を小さくし、"PENTAX F AFアダプター1.7X"でAF動作を可能にすると同時に焦点距離を1.7倍します。
これで、撮影した画像からの実測で焦点距離516mm,F6.7となり、無限遠から5m弱までドロチューブ併用にてAFでピントが合います。
レデューサには本来専用のF4 EDレデューサを使う方が色収差や周辺画像の面で良いようですが、今のところ焦点距離が短いAF-BORGは出撃頻度が低いため踏み切れずにいます。
(昨今のBORGをはじめとする望遠鏡の人気により、色々なタイプの望遠鏡にマッチしたレデューサが(低価格で)発売されると良いですねぇ・・・)

ドロチューブを縮めた状態(無限遠)
200905_imgp7346s

ドロチューブを伸ばした状態(最短距離5m弱)
200905_imgp7348s

レデューサを組合せた際の焦点距離は下記の式で求められるようです。
こちらのサイトを参考にさせていただきました)
1/f = 1/f1 + 1/f2 -(f1-d)/(f1*f2) 
 合成焦点距離(f)
 望遠鏡の焦点距離(f1)
 レデューサの焦点距離(f2)
 焦点からレデューサーまでの距離(d)

焦点距離違いのACクローズアップレンズと色々な長さの80φ鏡筒M57の延長筒を用意して、合成焦点距離を色々変えてみるのも面白そうですね。

9番の鏡筒バンドはAF-BORGには直接関係ありませんが、MF-BORGする時の自作カメラマウント固定用に追加した部品で、上部のスタッドボルトを照準器代わりに使っていたらすっかりこれで慣れてしまい、マルチドットな照準器の購入タイミングを逃してしまいました。(苦笑)


カメラの設定
カメラ側の設定は下記のようにし、AFボタンでピントを合わせます。
 ・露出モード:絞り優先自動露出(AV) or マニュアル露出(M)
 ・AFボタンの機能:AF動作
 ・シャッター半押しの動作:オフ
 ・絞りリングの使用:許可


ドロチューブのたわみ対策
最近話題の「BORG しゅう動 ベースリング」(愛称YUETSU-27g)。(凄いネーミングですねぇ)
BORGを手持ちでAF撮影される方に絶賛のリングですが、私も以前よりドロチューブのガタが気になり簡単な対策を施していたので紹介します。

まずドロチューブを分解し、カメラ側を力点とした場合に支点に相当する部分の内周にテープなどを貼りクリアランスを小さくします。
このテープは表面が滑りやすいものの方がドロチューブの操作がスムーズになると思います。
私の場合は、部屋に転がっていた自動車などの塗装に使用する3Mのマスキングテープを、2巻き貼っています。(3巻きだときつくなり過ぎる)
200905_imgp1596s

そして次に、作用点に相当する部分の外周にも同じくテープを貼り鏡筒とのクリアランスを小さくします。
こちらも同じく3Mのマスキングテープを、3巻き貼っています。(4巻きだときつくなり過ぎる)

ドロチューブを縮めた状態
200905_imgp1594s

ドロチューブを伸ばした状態
200905_imgp1593s

以上です。
名付けて・・・・、うーん良い名前が思いつきません。
「幸せの黄色いマスキングテープ 2g」といったところでしょうか。(苦笑)

ここら辺の精度はとてもイマイチなBORGですが、ちょっと工夫すると楽しさ倍増しますし、これからどんどんオプションパーツも充実しそうなので楽しみです。



最後に、私が良く使うBORGの焦点距離組合せ例です。

1.普段:BORG77EDII+1.4倍テレコン⇒焦点距離714mm,F9.3のMF
2.焦点距離を稼ぎたい時:BORG77EDII+1.4倍テレコン+AFアダプター1.7X⇒焦点距離1214mm,F15.8のMF
3.カワセミやヤマセミ調査隊探索時の手持ち用:AF-BORG⇒焦点距離516mm,F6.7のAF
4.普段(2では暗くてどうしようも無い時):BORG77EDII直焦点⇒焦点距離510mm,F6.6のMF

510mmから1214mmのズームレンズのような感じで割と頻繁にネジをぐりぐり回して分解&合体を繰返しています。
MFは今のところヘリコイドMを使用しており、たわみ防止としてカマボコボーグ化しているのですが、AF-BORGでは邪魔になるため、このマウントの付替えがややメンドクサイ今日この頃です。
ヘリコイドMのたわみを克服できるパーツが出てくれると良いのですが・・・。
ヘリコイドMのたわみを解消してくれる素晴らしいパーツはこちら!

焦点距離組合せ例での撮影距離毎の画像比較は次回紹介いたします。


関連エントリー
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